【受賞報告】「瀬ノ音のりずむ」が2025年度グッドデザイン賞を受賞

• 2025.10.15
• AUTHOR: 藤本 博一

このたび、当社が推進しております地域活性化プロジェクト「瀬ノ音のりずむ」が、2025年度のグッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞いたしましたことをご報告いたします。

受賞概要

「瀬ノ音のりずむ」は、豊かな自然と歴史を継承する滋賀県甲賀市において、空き家となっていた築150年の古民家を再生し、「開かれた体験型宿泊交流拠点」として活用する取り組みです。

今回の受賞では、建築デザインに留まらず、「空き家問題に向き合い、地域活性化へつなぐ拠点」という、社会課題の解決を目指す事業のコンセプトと、それを実現するためのデザインが評価されました。

また、本プロジェクトは、グッドデザイン賞審査委員である建築家・岩月美穂氏が選出する「私の選んだ一品」にも選出されております。

環境と人とのふれあいで見つめ直す「自分なりのリズム」

プロジェクト名称である「瀬ノ音のりずむ」には、訪れる方々への願いを深く込めています。

この地で過ごす穏やかな時間。ここに流れる水の音、風のゆらぎ、季節の移ろい。そして、地域の人との温かなふれあい。

私たちは、こうした自然と人の織りなす“リズム”こそが、現代人に必要な“回復と循環”の時間だと考えています。

そのリズムに包まれながら心をリフレッシュし、また日常へと戻っていく。

この場所が、自然と人の営みが調和し、心がととのう「自分のリズム」を見つめ直す拠点でありたいと願っています。

地域の皆さまと共に築く「共創の場」

この想いを核として、私たちは計画段階から地域の皆さまと共に歩んできました。

地域の皆さまからは、古民家再生へのご理解と、プレオープン期間を通じた温かいご協力をいただき、施設は単なる宿泊ではなく、交流を活発化させる「共創の場」として機能し始めています。

この拠点からは、地域資源を活かした様々な取り組みが広がっています。

たとえば、地元農家さんと協力して生まれた「瀬ノ音米」の取り組みは、地域の恵みと、地域内外の人を新たにつなぐ象徴です。

また、甲賀市と連携した移住希望者向け体験イベントなど、“旅のその先にある地域との関係づくり”を目指す活動を展開。

こうした交流が、「訪れる」「暮らす」「支える」の循環する地域づくりのきっかけとなることを願います。

今回の受賞と今後の展望

今回の受賞は、地域の皆さまとの「共創」の成果にほかなりません。

温かいご支援とご協力に、重ねて心より感謝申し上げます。

当社は「日本を楽しみ直す」というミッションのもと、これからも地域と人をつなぐ挑戦を続けてまいります。

この受賞を新たなスタートとし、地域の魅力を育み、持続可能な交流とウェルネスの機会を提供してまいります。

今後とも、引き続き変わらぬご支援・ご協働を賜りますようお願い申し上げます。

【受賞詳細はこちらから】

■グッドデザイン賞 受賞ギャラリー
https://www.g-mark.org/gallery/winners/31227?companies=5aafe131-fed0-45cd-95d1-e933c486d7c1&years=2025

■本件に関するプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000059794.html